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大人のピタゴラスイッチと会計

2016/01/05

○年末年始は、やたらとテレビを見てしまいます。年始恒例らしい「大人のピタゴラスイッチ」なる科学番組を見ました。「大人の」だけに、普段の番組よりも題材が難しく、テーマは「可視化」でした。一見何が起こっているのか分からないものを見えるようにするという工夫をいろいろ紹介していました。可視化は、WEBの世界をはじめ世の中ではブームらしいです。

○見えないものを見ようとする方法。分かり易いのが「拡大」です。望遠鏡もそうです。番組では、種木についたシイタケが伸びていることを可視化すべく、シイタケの頭に木を置き、伸びる動きをテコや光の反射で何千倍にもする装置を作っていました。凄く小さな動きでも拡大すれば分かります。他に着色や常温で蒸発している水の重さを数値にして測るなどの方法がありました。

○これらの方法は、対象が大なり小なり五感で認識できるけど、適度に感じるのが難しいものです。そもそも人間では認知できないものをできる世界に落とし込む可視化もあるそうです。例えば、人間には聞こえない周波数の音の周波数を引き延ばして聞こえるようにするとか。

○会計事務所の仕事は、基本的には数値化による可視化です。漠然とした「事業」を、範囲や期間を区切って、単純な貨幣価値に置き替えます。活動その他を単純に「可視化」して、それを次の経営や資金繰り、納税等に利用していってもらうわけです。本当に見えない対象も「予算」とか数値化できますが、恣意的な部分が多かったりもして、何だか分からないということも良くあります。

○見えたところで、取捨選択がとても重要です。見えているのもが正しく写した事実とは限りません。可視化の方法を考えて、妄想していると、結局見えない方が良いことが多い気もしてくるのでした。


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