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宇賀田会計事務所ニュース平成28年3月版

2016/03/04

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。庭の木の芽ややっと咲き出したシクラメン、蕾が大きくなった胡蝶蘭を見ていると春が近づいているのを感じます。ですが、まだまだ寒いです。ご自愛ください。

1.   確定申告お忘れなく。

個人所得税と贈与税の確定申告は、3月15日(火)までに申告しましょう。個人消費税は3月31日までです。遅れると納付が必要な場合には加算税等が別にかかります。ご注意ください。

いつもある収入のほかに、不動産取引、保険の解約、贈与があったときには、あとで大きな税金が出てしまうこともありますので、是非ご相談ください。当事務所でもまだ確定申告を承っております。ご用名をお待ちしております。

2.   個人事業主か法人成りするか。

確定申告シーズンを迎えて、ここ10年くらい年々個人事業主の方が減って、法人事業主の方が増えている気がします。簡単に理由をまとめます。

法人にする理由 内 容
1.ビジネスで利点が多い ・採用活動が有利

・大きい会社との取引口座設置・官公庁入札のために法人実績が不可欠

・「法人格」「株式」「機関」「税制」等事業拡大、事業整理も法人の方が制度的に整理されていて有利

2.所得が増えると有利 ・中小企業なら法人所得800万円まで実効税率が約23%と低い。

・消費税の免税期間が個人・法人の開業時に2回享受できる。[ただ、社会保険料(給与天引+会社負担合計で給与支給の30%弱)が重い]

3.規制等の緩和 法人設立が簡単

当たり前ですが、それなりの規模でビジネスするなら法人でというのが多く、正しい意思決定です。また、法人設立も昔と比べて非常に簡単です。

会計事務所なので、単純に税金の損得の話をすると、多分事業所得が500万円くらいを超えてくると法人の方が有利です。ただ、今の時代、社会保険負担の方が大きいので全体の給与支給額の影響も大きく、所得の損益分岐点は単純に分かりません。分かり易い法人成りのメリットは、消費税の免税期間と感じます。個人と法人で合計最大4年は非常に大きいです。

個人事業のいいところは、税務申告その他の手続きが簡単で社保の負担が軽く、登記や議事録も基本必要ないし、税務調査の可能性も低く、維持が容易といったところです。気ままにやるなら個人事業です。

法人成りにではなくて、法人と個人事業を併用する方法もあるかと考えられます。双方のメリットを取れますが、得になるかどうかは綿密な検討が必要になります。

○長野灯明まつりは、事故も大きなトラブルもなく無事に終えました。大変ありがたいことでホッとしています。それなりに大変だったのですが、事務局長でも務めなければ体験できないことも沢山あり、大変勉強になりました。その一つが、普段、会計事務所では絶対やることはない大規模な広報活動です。

○ポスター、CM、ガイドブック、HP等々を実行委員会で用意して、各方面にPRします。ターゲットが長野市民なのか観光客なのか、どこまでやったか良く分からなくなってきますが、とにかくやっていきます。担当者は本当に大変です。ただ、この広報の結果が良かったから、来場者が多く来たのかどうかというと正直良く分かりません。でも知らさないと知られずに終わってします。皆さんも自身の広告が果たして効果はどうなのかと思うことも良くあるのではないでしょうか。

○オープニング前後には各テレビ局をはじめとして例年以上にメディアに取上げて頂きまして、私も数多く出させて頂きました。ご覧になった方は多いようです。灯明まつりそのものだけではなく、ご参加・ご協力頂いた方を特集した番組、ニュースもありました。全国ネットで出ると単純に嬉しいものです。こちらとしては、多くの切り口を準備した効果だと思いたいですが、それも灯明まつりが立派に13回続いてきた蓄積だろうと感じます。結局継続が力なりで、これが一番なのかもしれません。あと、世の中が平和だったことも大きいです。大ニュースがあるとその話でもちきりですから。

○全国的に見ても、県内で見てもまだまだ知名度が足りない長野灯明まつりです。全国的なイベントにするには、広報も内容も物足りないかもしれません。なんでもそうですが、広く大きくするには、もっと革命的な一歩が必要になります。それって何でしょう。難しいです。


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