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宇賀田会計事務所ニュース2018年6月版

2018/07/02

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。

  • 労働保険の計算時期です

皆様のお手許に、労働保険の年度更新の書類が届いている頃と思います。労働保険の精算を行うために、7月10日までに計算して申告する必要があります。この計算のお手伝いもしますので、当事務所までご相談ください。

  • 人材の確保と育成

当事務所も採用せねばと思いつつも、ハローワークに何となく求人を出して、応募もなく現在に至ってしまっています。私は、税以外は専門ではないのですが、人事対策は進めねばと思い、自分のためにも現在の人材投資について簡単にまとめてみました。

(1) 採用までの費用

ハローワークは無料ですが、それ以外では、求人広告はじめ、採用にはコストがかかります。

採用コストの平均は、採用サービス大手のマイナビによると、ざっくり採用1人あたり45万円程度だそうです。定着しなかったら、その間の給与が無駄になってしまうことを考えると、採用と定着がとても大事だと改めて感じます。

近年は、労働人口減から外国人の受け入れが増加しています。これは、受入自体も法務も税務も課題が多いので、留意が必要ですが、優秀な人材の確保という点ではかなり有力かもしれません。

(2) 人材投資による生産性向上

採用困難となれば、既存の人材の定着と生産性の向上を行うしかありません。「働き方改革」が目玉なだけあって、賃上げと生産性の向上は政府が大々的に後押ししています。金額的にも大きな支援が用意され、人材投資をするには良い環境です。税の世界では、所得拡大促進税制がとても大きな減税措置になりますが、ほかにも補助金・助成金がたくさんあるようです。いくつか例を紹介します。

名称 内容
所得拡大

促進税制

 

中小企業は平均給与等が1.5%アップで給与支給増加分の15%まで、2.5%アップかつ所定の教育訓練費10%増なら給与増加分の25%まで税額の20%を上限に税額控除。大企業は平均給与3%アップ+減価償却費の90%を超える投資を行った会社のみ
キャリアアップ助成金 ①非正規→正規雇用にする②賃金規程を改訂して、一定以上の給与増額を定める③健康診断、諸手当の改訂を行う
人材開発支援助成金 計画に基づいた一定の教育訓練の実施
職場定着支援助成金 計画に基づいた雇用管理制度(評価制度やメンター制度、研修等の管理制度)の導入
人事評価改善等助成金 人事評価制度を計画に基づき制度を変更整備したり、その結果目標を達成したときのもらえる。

以上すごく簡単に触れましたが、この他にも自治体で設けているもの等、たくさんあるようです。各々要件も支給金額も様々で、書類の作成も必要となりますが、人事制度改革をするなら一度は検討する価値があると思います。

○日大のアメフト部の反則行為問題が連日大きくとりあげられています。私は、多くの人がアメフトと区別がつかないラグビーをその昔していましたので、このニュースは残念で仕方ありません。ただでさえ野蛮に見えるコンタクトスポーツの世界で、このような小汚い反則行為は、最もやってはならないことです。競技人口も減っている中、スポーツ自体のイメージを大きく傷つけ、学生チャンピオンチームである日大の人たちは、そういうことをどう捉えて普段から活動しているのか、憤りを感じます。

○世の中では、監督・コーチの指示だったのかどうかや、日大アメフト部や日大自体の危機管理体制の甘さが興味の対象です。確かに、これほど火に油を注ぐ日大側の対応は、ちょっと不思議です。今後、警察が入って発表した事実と大きく異なる結果となれば、日大側はさらなる窮地に追い込まれます。安易に発表しすぎでは?と関係ないのに心配になります。今後は、危機管理の最悪な例として研究されるでしょうが、是非正しい方針を勉強してみたいです。

○記者会見をした学生は、本当に立派な受け答えをしていて、ビックリすると同時に、やはり残念で悲しい気持ちになりました。危機管理上、日本では潔い謝罪が是とされていて、謝罪せずに引っ張った日大側との差を見るとやはり正しいのだと思いました。海外だと誤ってはいけないと教育する事も多く(訴訟になると過失分が大きくなるから等)どっちが正しいのかを改めて私も考えさせられました。

○とはいえ、体育会の中の悪質な反則の話で、人が死んだり、凄い額の損害を被ったわけでもありません。こんなに大きな話になると、事実がどうあれ、監督コーチが悪者でないと、もう世間は納得しません。こういった風潮が一番おっかないです。

 

 


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