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宇賀田会計事務所ニュース平成29年3月版

2017/03/09

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。最近ランニングをしているのですが、日中の日差しが強くなってきていて、春を感じます。まだまだ寒いですので、季節の変わり目にお体にご留意ください。

  • 確定申告お忘れなく。

個人所得税と贈与税の確定申告は、3月15日(水)までです。個人消費税は3月31日までです。遅れて納付が必要な場合には加算税等が別にかかります。ご注意ください。

いつもある収入のほかに、不動産売買、保険の解約、贈与があったときには、あとで大きな税金が出てしまうこともありますので、是非ご相談ください。当事務所でもまだ確定申告を承っております。ご用名をお待ちしております。

  • 個人所得税と法人税

会計事務所にとっても所得税の確定申告というのは、基本的に年に一度のイベントです。ですが、久々に所得税に取り組むと結構難しく、細かい論点も多い事を再認識します。人にかかる税金なので、一般論について聞かれても結論が人によって大きく違ってしまうのも所得税です。

比較的、画一的な法人税と比較してみます。

項目 個人所得税 法人税等
税収 国・地方税収の31% 国・地方税収の22%
税率 0%から住民税までいれると55%まで累進構造。分離課税もあって同じ申告書の中でも複数の税率 中小企業でも実効税率20%か30%のどちらか
所得控除 給与、年金、扶養等の控除をはじめとして、生命保険、寄付金等数多くの種類がある。 ほぼ経費しか引けない。希に、圧縮記帳や、収用の控除がある。
収入 10種類に分別 1種類
経費 事業や収入に直接関係した費用しか経費にできない

自分の生活のための費用(家事費)は、経費にできない。

会社の負担になるものなら原則全部会社の費用
税務調査 調査に入る可能性は低い(所得等によりますが。) 比較的定期的に入り易い(法則不明)
経営者の収入 自分に給与は払えない。生計が同じ家族には、「青色専従者」の他には給与支給も外注もできない。 役員報酬。家族にも給与や外注費を払える。

家族(扶養・寡婦や配偶者控除)や、健康(医療費や障がい者控除)、生活(住宅ローン減税等)に配慮して様々な控除などがある一方で、事業所得の計算などでは法人よりかなり狭い経費の範囲になる傾向があるように思われます。

また、全体的に規定があいまいで、簡易な計算させようとしているのも所得税の特徴です。それが逆にややこしかったりもしますが。世の中の人たち皆に確定申告してもらわないと困るからでしょうか。人間らしさがある税金が所得税だと思います。

○長野五輪でそり競技会場だったスパイラルが今後当面凍らせることなく施設を維持するという提言が出ました。ものすごく維持費がかかるせいですが、凍らせなければ、ただの溝。撤去も経済的負担が大き過ぎてできないようですから仕方ないのかもしれません。

○東京五輪でも会場費や運営費用の負担をどうするか話題に良くなります。日本で一番強固な財政基盤があり、日本中から冨が集中する東京で開催されるのです。開発の恩恵もたくさん生じます。日本全体で負担するのは地方の人も負担するわけで、地方の衰退も言われる中、間接的でも都会のメリットに負担するのは、方向として変で、東京都民が全部負担して当然だと思います。

○オリンピックは、お金がかかり過ぎでどうしようもないと世界中で思われています。東京の次に立候補しているのはロスとパリという巨大な2都市だけで、冬季五輪は近頃アジアの国しか立候補がなく平昌、北京と続きます。確かに1週間しか使わないそり競技施設に200億円もかける理由は通常ありません。費用だけでも普通の国民が反対して当然かもしれません。

○きっとオリンピックをやった価値には、お金で買えない物がたくさんあるはずです。長野でオリンピックをやった価値って何だったのか。当時長野にいなかった私にも、新幹線や高速道路がこれほど早くは通らなかっただろうくらいは分かります。でも、インフラしか思いつかないのも、ちょっと寂しくも感じます。

 


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