宇賀田会計事務所ニュース 平成23年6月号
2011/06/02
平素、宇賀田会計事務所をご利用いただき、まことにありがとうございます。今年は、早くも梅雨入りだそうで、あまり春らしい感じがなく、せわしく夏に向かいそうです。電力どうなるの?とか夏に向けては不安もあるでしょうけど、前向きに行きたいと思います。
1. 平成23年税制改正その後
いわゆる『つなぎ法案』が可決されましたが、それ以降は震災特例法が4月27日に施行された以外、普通の税法は全く決まっていません。
税法に限らず、国会は法案が全然成立していないようで、活動は低調なようです。本当はいろいろな法案をどんどん決めていただき、世の中動かしてほしいところですが。
2. 事業承継のはなし
社長の年齢が高まるにつれ、このあと会社はどうなるんだろう、どうするんだろうと心配な方も多くなっていると思います。
こんな時、一概に良い方法というのはなく、その会社の状況、今の社長状況、後継者の有無など、場合によって大きな差が生じます。
現状分析で最初の質問としては、これ!
Q1 後継者候補はいますか?
A1. いる。
個人的には、後継者候補がいるだけでも恵まれている状態だと感じます。後継者にどう引き継ぐかという問題になりますが、また来月以降に触れたいと思います。
A2.いない。
後継者がいない場合も多いと思います。その場合には、M&A(株式の売却や営業譲渡)を行うことを検討するようになるかと思います。
事業を売却するためには、事業に売れるだけの価値がないといけません。借金が多いと株式ごとの売却はそもそも難しいです。私の感覚的には給料とって『トントン』くらいの会社だと、ほとんど価値はなく、売るというより、引き取ってもらうというのが表現になるのではないでしょうか。 売れる会社にするには、会社が優れている点をきっちりと明確にして、数字で分かるようにすることが重要です。
売れる会社だとしても、売り先を見つけるのは困難です。市場があるわけではないので、どうしても社長の人脈が頼りになりがちですし、仲介も信頼できる人でないと思わぬ所に落とし穴が、ということになりかねません。
逆にそんな会社を買いたいと思っている経営者の方もいらっしゃると思いますが、買う際は、購入方法(株式が営業譲渡か)や売り手側の資産状態をはじめとした吟味は欠かせません。買ってきたら買った値段の何倍も損失が出てどうしようもないという話もよくあることです。気をつけましょう。
これらの相談も会計事務所で承ります。ぜひご相談ください。
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○先日、私にとっては数少ない会計監査の仕事の関係で、税理士事務所に勤める監査法人時代の同期と会いました。お互い地方で仕事をしているので、状況を聞いたり、愚痴を聞いてもらったりして、なかなか良い時間を過ごせました。
○彼の勤める会計事務所のオーナー税理士先生は、87歳だそうです。3年前に入ったときに、後3年で引退したいとおっしゃっていたそうですが、いまでも『あと3年』とのこと。私に換算すると、あと50年超!?その気力には、敬意しかありません。元気って本当に素晴らしいです。 ○そんなに元気な方ですし、その友人も気が優しいということもあり、業務的な引継ぎをはじめ、事務所を買い取るとか、具体的な承継の話はなかなかできないようです。オーナー先生とは会ったことはないので分かりませんが、果たしてどうしたいのか聞いてみたいところです。 ○私は、長野に帰ってきてもうすぐ丸5年です。お客様への挨拶も1年目からして、2年目に名義変更。採用や事務所の改装とか基本的な決定も2年目にはやっていたと思います。隣接業種でサラリーマンしていて、専門職の個人商店ですから、比較的承継は簡単な部類だと思います。でも、こう比べると父の事業承継への意気込みを感じずにいられません。 ○親子承継の、金銭面も精神的にもあまり気にせずできる、従業員やお客様が納得しやすいというメリットもはっきり感じます。他人間なら、難しい論点が出てきますよね。なによりも先代の『任せる』広い気持ち。これがないと、細かいことで立ち往生が始まってしまうように思います。 ○最近、早期に承継が終わって良かったと思う点が多々あります。自分なりに事務所を変えていけることはもとより、お客様や関係する方にオーナーとして扱ってもらえるから、できることがあるように思います。立場がなんとかしくれるというか。父もそれが分かって早く継がしたのかな?改めて、私は恵まれているなぁと感謝するのです。 |