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宇賀田会計事務所ニュース2017年8月版

2017/08/31

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。

父からこの宇賀田会計事務所を引き継ぎまして、今月で10年になります。税務も長野のことも良く分からない会計士の私が、無事に事務所を引き継ぎ、現在に至れたのは、ひとえにお客様皆さまのお蔭です。心から御礼を申し上げると共に、今後とも皆さまのご発展に貢献できるよう精進してまいります。何卒今後もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 当事務所夏季休暇のお知らせ

誠に勝手ながら、以下のとおり夏季休暇とさせていただきます。

8月14日(月)、15日(火)

山の日と合わせて有休をとる職員もおります。事務処理等ある場合には、事前に対応するようにしますので、よろしくお願いします。

  • 損益分岐点のはなし

(1)損益分岐点とは 皆さんは自分の会社の損益分岐点は知っているでしょうか?よく出てくる話なのに、取り上げたことのない損益分岐点分析について触れたいと思います。

会社の損益がゼロになると仮定される売上高を言います。計算方法は、売上-(変動費率×売上+固定費)<つまり総費用>=0になる売上です。

 

(2)損益分岐点を知る理由

売上・費用、利益と損益分岐をグラフで書くと上記のグラフになります。売上高と総費用の交わる点が損益分岐で、その右側にできる三角形の面積が利益になります。どうすると三角形が大きくなるかを想像してみてください。①売上の傾きを高く(単価を上げる)する、②量を増やす③費用の傾き(変動費率)を小さくする④固定費を減らすの4つです。当たり前なんですけど、実際は、難しいです。

損益分岐点分析は、会社に必要な売上高や削減できる(すべき)費用の額を概ね示してくれます。すなわち投資や採用に際しても、それを回収できる売上高の参考にもできます。

(3)出してみると分かる事

損益分岐点分析は、机上の空論的な点もありますが、自社の利益がどうして出るのか改めて理解できる点が優れています。逆になにが原因で利益が出にくいのか、実は利益貢献が高い仕事があったということも発見できるかもしれません。是非、当事務所の職員まで聞いてみてください。

○承継後10年ということで、世の中で10年前なモノやコトを検索してみました。10年前は、民主党政権前の第一次安倍政権が倒れた年で、郵政民営化、中越沖地震があったようです。その頃にデビューしたモノというと、iPhone、nanaco。アーティストだとHey! Say! JUMP 、ONE OK ROCK、サカナクション。

○個人的な感想ですが、10年前の出来事というとやはり「一昔」前に感じます。スマホや電子マネーは、社会を変えながら定着しています。競争が激しい社会で10年残るような商品は、かなり社会に適応したモノやサービスといえそうです。商品のライフサイクルは、本当に短く、大きく変わっていくようです。一方で、人となると10年ではまだまだこれからというか、小僧という感じがします。ちなみにネットで10周年を検索すると一番上に来るのは「初音ミク」です。時代です。

○「初心忘れるべからず」といいます。以前は、「慣れてきたからと言って調子に乗るなよ」というような戒めの意味かなと思っていたのですが、最近は忘れてしまうものだから忘れないための仕組づくりや努力は続けないといけないという意味に感じます。私の事業承継は、10年前の出来事です。本当に最初のフレッシュな緊張感ある状態など実際にはちゃんと覚えていられません。

○父の前の樋熊先生からだと実質的に当事務所は、50年以上は続いているようです。事務所にとっての初心について樋熊先生はおろか、父もそんな話はしません。でも、会計事務所の初心は、そんな違うはずもなく長野地域の発展のために適正な会計や税の知識をもって貢献するよりほかないはずです。東京帰りの頃の初心では、これは、ピンとこなかったような気がします。それだけは忘れずにこれからの10年、20年くらいは頑張っていきたいと思います。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 


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