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宇賀田会計事務所ニュース2019年5月版

2019/05/09

いつも宇賀田会計事務所をご利用いただき、誠にありがとうございます。10連休いかがお過ごしでしょうか。

  • 当事務所からの請求について

今年のゴールデンウィークが10日間と長期に及ぶことから当事務所からの4月ご請求について、誠に勝手ながら、4月26日締めで発送いたしました。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

  • 休廃業、解散の手続・税務

事業承継が大きな課題となっている会社も多いですが、2018年に倒産を除いて休廃業・解散した企業が46,724社あったそうです。この統計では、全体の1.5%にのぼり、昨年より15%あまり増えているそうです。経営者の高齢や社会保険の加入義務を理由として休廃業、解散の相談、実務も増えているように感じます。株式会社を清算する上での留意点などを簡単にまとめてみます。

(1)会社の解散・清算の手続

会社の解散は、①株式会社であれば株主総会の特別決議をもって行います。②それをもって解散登記、公告をすると「清算中の会社」ということで、③清算事務、すなわち会社財産の処分と債務の弁済、解消を行います。多くの中小企業の場合は、代表者が不良資産を引き取り、債務等の立替弁済を行いながら、最後にその債務を免除する形で会社の清算が終了します。④登記を行って清算が完了します。必ず時間がかかるのは公告なので、会社を無くしたいからといってもすぐ無くすことはできません。

(2)税務手続

税務は、①解散時点と②清算時点で申告を行います。解散から清算まで1年以上経過する場合は、1年に1度、税務申告を行います。清算時は、以前清算所得課税という、財産の増減だけに着目した所得計算が採用されていたのですが、悪用されるケースが多かったので、清算結了時の申告を除いて通常の法人税の申告と同様に行います。その他、各段階で種々の届出を提出します。

(2)解散・清算が簡単にできないケース

① 利害関係人の同意が得られないケース

総会の特別決議、すなわち議決権の3分の1の株主が同意しないときは、解散できません。また、会社債権者への弁済・債務免除がなければ解散できません。金融機関の借入のために会社を残さざるをえないことはよくみかけることです。

② 処分できない財産があるケース

大抵の場合は、土地・建物になります。だれもいらない不動産はなかなか厄介です。

③ 社長に閉める気力がないケース

会社を閉じると決めると、気力を失い、最後まで意欲が続かないケースも見かけます。気持ちは分かります。困るのは、社長が当事者能力を失った後に残された方々ですので、頑張りましょう。

会社を誰の迷惑にならずに清算できるのは、健全な経営を行ってきた証です。長年続けた会社を閉じるのは切ないこととですが、最後まで美しくやりきるのも素晴らしいことと思います。

○一昨年出ようと準備していた長野マラソンに、今回やっと出走できました。結果は3時間26分。2年前は「4時間15分くらいで最悪完走」が目標だった気がしますが、2年も余分に走っていると速くなるものです。今回のタイムは、自己ベストでしたが、もう5分くらい速い予定で修業を積んできました。風もなく気温も思ったよりも上がらなかったので、ちょっと残念です。

○マラソンをしていると数字の積み重ねが、結果になってしまうことを体で実感します。フルマラソン3時間30分を目安にすると1キロ4分58秒以内で走らないと間に合いません。42.195キロは長いです。正確に同じラップタイムを求めると、コースにはアップダウンも給水もあるので疲れてしまうこともあります。どこかで30秒遅れれば、それを取り返すのは大変です。途中1キロ4分30秒で走れば、今度は最後までペースを維持できません。足にマメができたりして、痛いところもでます。疲れとタイムと移動距離が、着々と蓄積されていき、思った通りに行かないなと走りながら思うのです。

○売上もきっとそういう数字だろうなと想像したりします。気を抜くとすぐ足りなくなり、突然の神風が吹いて逆転することもない。突然のアクシデントはある。日々、経営されている皆さまが大変なのですが、結局日々の努力と備えからしか果たせないのですよね。

○次、マジメに走るのは半年後の富山マラソンと決めています。マラソン観光も楽しいのですが、年に2~3回はしばらくガチンコレースで自己ベスト目指して頑張ろうと思っています。たまに気分転換の走りを交えながら地道にトレーニングを積んでいかなくちゃ。突然速くなることは、決してありませんので。

 

 

 

 


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