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宇賀田会計事務所ニュース 平成23年9月号

2011/09/02

平素、宇賀田会計事務所をご利用いただき、まことにありがとうございます。夏も遠くなっていく感もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

まず、社会保険料の上昇と雇用促進の制度の拡充というアメとムチがあるということをお知らせします。

1. 厚生年金保険の料率が上昇します

9月分(10月納付分)より厚生年金保険の料率が上がります。

普通は10月支給の給与から控除する厚生年金保険の金額が変わります。

給与計算の際は、ご注意ください。

2. 雇用促進税制がスタートしました

今年のあまり変わらなかった税制改正の中で多くの事業者の方々に関係あると思われるのが、『雇用促進税制』です。中小企業者なら雇用者(雇用保険に入っている人)を2人以上、かつ1割超増加させた場合に一人あたり最大20万円の税額控除が受けられるというものです。

ハローワーク等を通じて種々の雇用助成金等を活用されているとは思いますが、税額控除もあります。

ただ、この税制の適用を受けるためには、従業員を増やしたこと以外にも必要な要件があります。

①   前期及び当期に事業者都合の退職者がいない

②   雇用者への給与の支給総額が一定割合以上増えていること

③   ハローワークに『雇用促進計画』を提出して、その達成状況を報告する

この雇用促進計画なるものは期首(個人は1月1日)から2か月以内に提出する必要があります。3月~7月決算の法人は、10月31日までに提出すれば、当期から適用できます。

手続きとしては、結構煩雑にもかかわらず、税額控除は中小企業者でも税額の20%(大法人だと10%)を限度としています。所得が800万円の中小企業でも、控除できる税額は29万円くらいなので、2人分の税額控除でも丸々受けられないことになります。

ハローワークに行かないといけないことですし、申請が通ればもらえる各種雇用助成金と併せて検討いただければと思います。

3. 環境関連投資促進税制

今年はどんな設備投資を検討されていますか?

ソーラーパネルや電気自動車、高断熱設備など環境への負荷を抑える設備投資を6月末以降にした場合は中小企業者なら税額の20%まで投資額の7%の税額控除ができます。事務所のリフォーム、節電投資を行った際は、これにあてはまりそうか検討しますので、ご相談ください。

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○当事務所は、8月15日だけが夏季休暇だったのですが、ほとんどの職員は翌16日を有休にしていました。私からすると単なる連休なので、「お盆みんな休むんだ!」と家族を大切にしている?側面に感心しました。

○私はというと、妻の実家が今年いわゆる新盆でして、当然行ってきました。妻の家は、山梨の田舎なのですが、ご近所の方、遠い親戚(私から見るとですが)などなど100人くらい来訪者がくる大イベントでした。宇賀田家にはお盆をはじめ『家』系の行事があまりなかったので、改めてお盆について興味を持ちました。なぜお盆?

○お盆というのは、盂蘭盆会(うらぼんえ)なる仏教の供養イベントを語源としていると言われています。ただ日本では、もともと8世紀くらいから夏に先祖供養することが風習としてあって、仏教がそれに形式を付与したという話もあります。仏教だけでは、お盆をうまく説明することができないらしいです。

○多くの霊能師とかスピリチュアルカウンセラーを自称されている方々は、総じて祟りとかも含めてご先祖の話をします。先祖を大切にすると、いい霊がついてくれるんでしょうかね。それに、先祖って10代さかのぼると生みの親の総計だけで2048人にもなります。祟る先祖って、具体的に誰なの?なぜ今の時代その人に?

○そんなくだらない視点でさまよいながら、「お盆は今ある自分はいろんな先人のお陰だってことをみんなで感謝するイベント」と私なりの解釈に至ります。お盆が重要行事で当たり前な妻にとっては、お盆を不思議がる方が不思議らしく、誰がいつ実家に入りどう手伝うのかが重要なようでした。当たり前ですが、起源や由来なんてどうでもいいのです。

私とっては、なかなか新鮮なことでした。


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