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宇賀田会計事務所ニュース 平成25年8月号

2013/08/02

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。今年は野菜の栽培をしています。梅雨明け以降雨の日が多いですが、水やりしなくていいと思えるようになり、雨が嫌だと感じなくなりました。これから暑さが続きますがお体には十分お気をつけください。

1.   事務所の夏季休暇

誠に勝手ながら当事務所の夏季休暇以下の通りとしております。

8月14日(水)~8月16日(金)

また今月、職員が有給休暇を取得するケースが多くなます。ご不便おかけしないよう、夏季休暇中に事務所として対応することがある場合には、こちらでも対策いたしますが、事前にお分かりの場合はご連絡くださるよう何卒よろしくお願いします。

2.   長野商業の生徒受入

今年も、長野商業の生徒さんが当事務所に8月1日2日の2日間、インターンでやってきます。事後報告となり恐縮ですが、お客様の情報には極力触れないような配慮をして受入れますので、ご理解の程よろしくお願いします。

3.   消費税の増税の話

消費税増税は、引上げの見直しを9月くらいまで?の状況を見て判断するという発言や、引上げを26年4月に3% 27年10月に2%ではなく、毎年1%ずつ段階的行うという話も出ていました。先月書きましたが、現状の予定では、多くの経過措置が今年9月までの契約分となっていまして、予定変更となると混乱するケースもあるかもしれません。

とりあえず1%ずつあげるという案は、実務を知らない方がよくされますが、準備等にかかるコストも膨大になることも念頭に置いて頂きたいかなと思います。

○価格転嫁について

前回平成9年の3→5%の増税時には、価格転嫁できなかった業者も半分程度あったと言われています。今回は段階的に5%も上がるので、価格が無事に転嫁できるかという点が問題となっています。対策として「消費税転嫁法」が定められています。

  1. 転嫁拒否の禁止

ⅰ大手企業の価格転嫁拒否の禁止、ⅱ税抜価格交渉を認めないといけない、ⅲ強制購入や利益供与の強要、ⅳ報復行為の禁止が定められています。相談窓口も併せて設置される見通しです。

  1. 適正表示の要請

ⅰ消費税還元セール等の表示禁止 ⅱ総額価格表示の緩和(外税表示の容認、税抜表示の強調)が定められています。

  1. 転嫁カルテル、表示カルテルの容認

消費税の転嫁の方法や表示の方法を業界団体など共同で決めて実施することができます。なお適正表示とカルテルは時限措置です。

一応制度を簡単触れましたが、詳細は別途お尋ねください。ただ、これらの制度がどの程度価格転嫁に対して有効なのかは分かりません。結局はところ価格維持のためには、商品の競争力が欠かせないということになるかと思います。

○競争馬のセリで一番有名な「セレクトセール」が開催され、今年は最高落札額で2億6千万円を超える当歳(生まれたばかりの馬)が出たのをはじめ、過去最高の売上高を記録すると同時に落札率、平均購買価格も昨年より大幅に改善されたということです。

○セレクトセールは、それまで庭先でしか行われていなかった良血馬の取引を広く一般に開放して閉鎖的な馬産を解放していきながら、新しい馬主にも良い馬をということで始められました。当時からすると画期的で、色んな批判もあり、まさに規制緩和だったと思われます。

○今回のセレクトセールが好調だった理由は何だったのでしょうか?たまたまいい馬が多かったから。ディープインパクトの仔が良く走ることが分かったので投資し易いと考える人が増えたから。アベノミクス効果でお金持ちの資金的な余裕ができたから。消費税増税前の駆け込み需要?実際のところ様々な要因があると思います。

○ただ忘れていけないのは、このいわば馬市場の規制緩和のあと15年あまりの間で良い馬が生産され、買う人が買いやすい状況が形成されてきたというのが大きな要因だと思います。商品力、ブランド力、環境を揃えてきたということです。金使うならセレクトセールでしょ的な。

○よく話題となりますが、参議員選挙を大勝した一因ともいえるアベノミクスがどんな結果をもたらすのか、まだ分かっていません。ただ賃金の上昇などにはまだ結びついてはいませんし、金融緩和以外に特段の政策があるわけでもないように感じます。規制や既得権を削るとか、高支持率だからできそうなことを地道に続ける気はないのかな。

 

 


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